施設長あいさつ
当園は、生活保護法に基づく県内に2つしかない救護施設として、昭和52年4月に開園し、身体や精神の障害を持ち、経済的な問題も含めて日常生活を送ることが困難な方々を受け入れ、その方々の生活上の支援・介護を行って、可能な限りの生活自立や社会的自立を目指して支援を行っている施設です。
開設以来、老朽化が進んだ当園は、平成26年度に全面リニューアルをしたことで、住環境面では充実した施設になったばかりでなく、利用者が集う中央ホールから、この読谷村都屋というローケーションから、東シナ海が一望でき、癒し空間にもなっています。
利用者は、各人のペースで、週活動プログラムによって農園芸、書道、手芸及び陶芸等様々な訓練や作業に楽しみながら取り組まれ、四季折々に企画された浜下りやミカン狩り等の年間行事にも参加して園内行事のみならず園外活動も行っています。
今後とも、救護施設として、職員とともに一体となって、利用者サービスの質の向上に努め、安心安全な快適な施設づくりをめざし、地域にも親しまれる施設として地域との交流にも力を注いでいきたいと考えています。
園長 上間丈文
施設の概要
開設年月日 | 昭和52年4月1日 |
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定員 | 100人 |
入所対象者 | 身体や精神に何らかの障害や、経済的な問題等で日常生活を送ることが困難な方。 *18歳以上の生活保護受給者が対象となります。 (生活保護の認定の手続きについては、福祉事務所が行います。) *救護施設は、受け入れ対象とする障害を定めていない施設です。 *精神障害の他制度の谷間にある方、緊急性のある方、精神科病院への社会的入院から退院した方等も入所しています。 |
申込先(入所方法) | 地域の福祉事務所、役場、民生委員などに相談して下さい。 利用料は、生活保護法の適用になりますので公費負担となります。 (ただし、年金等の支給を受けている方は一部負担があります。) |
救護施設の支援内容
利用者の人権、個人の尊厳に配慮し、安心・安全・快適な環境のもとで、利用者本位の視点を共有し、自己選択・自己決定などの意思を尊重した「個別支援計画」に基づき、自立・自己実現が図れるよう支援しています。また、よみたん救護園では精神保健福祉士による相談援助も行っております。
日常生活支援
介護サービス、健康管理、給食、相談援助、PTリハビリ
自立支援
農園芸、清掃、手芸、陶芸、書道、療育音楽、レクダンス、生け花、機能訓練、調理実習
余暇支援
浜下り、車いすミニレク、ボウリング、芸能鑑賞、日帰り観光、一泊旅行、一時帰省、故郷訪問、夕涼み会、運動会、クリスマス・忘年会、新年会・初詣、収穫祭、生年祝い等
地域との関わり・協働
社会福祉法人としての役割や救護施設の機能を活かし、施設内の多目的室を開放し、地域の親子の皆さんを招いての「親子陶芸教室」の開催や、地域交流スペースにおいては、地域の防災支援を兼ねた設計にする等、地域に信頼され愛される施設づくりに取り組んでいます。
毎月の社会奉仕作業では、利用者職員で協力し、環境美化にも取り組んでおります。
苦情解決制度
当施設は、利用者の皆さんや関係機関、ご家族のご意見や苦情に真摯に向き合い、適切に解決し、更なるサービスの質の向上を図ります。第三者委員制度もご活用下さい。