施設長あいさつ
当施設は、昭和20年米国海軍によって、戦災孤老や孤児を仮収容所に応急保護したことに始まり、本土復帰後、生活保護・児童福祉・老人福祉法の制定に伴い、施設が分離独立し名称も変更してきました。周辺は、福祉行政機関・福祉施設等が集まり、地域住民との親睦、福祉への理解が深いエリアとして通称「いしみね福祉村」と呼ばれています。
当施設は、昭和55年に沖縄県立いしみね救護園として首里厚生園より分離し、昭和58年4月には沖縄県より当事業団が受託運営を行う事になりました。さらに、平成18年4月には、沖縄県より経営を譲受されました。
沖縄県において、救護施設は当施設を含めて2つ存在し、健康で文化的な最低限度の生活を維持するため、様々な背景を背負って利用者の方々が入所されています。施設での日常生活支援と並行し、利用者の皆さんが障害福祉サービスや医療サービスの利用などを通して、それぞれの居場所で、地域や人との繋がりを築いていきながら社会生活を営むための機能を回復していけるよう、職員一丸となって支援していきたいと考えております。
どうぞよろしくお願い致します。
園長 野田里子
施設の概要
開設年月日 | 昭和20年12月 |
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定員 | 50人(利用可能人員52人) |
入所対象者 | 身体や精神に何らかの障害や、経済的な問題等で日常生活を送ることが困難な方。 ※18歳以上の生活保護受給者が対象となります。 (生活保護の認定の手続きについては、福祉事務所が行います。) ※救護施設は、受け入れ対象とする障害を定めていない施設です。 ※精神障害の他制度の谷間にある方、緊急性のある方、精神科病院への社会的入院から退院した方等も入所しています。 |
申込先(入所方法) | 地域の福祉事務所、役場、民生委員などに相談して下さい。利用料は、生活保護法の適用になりますので公費負担となります。(ただし、年金等の支給を受けている方は一部負担があります。) |
救護施設の支援内容
利用者の精神的、身体的状況等を勘案し、その能力に応じた支援を行うことで、一人一人が地域で生活する住民として共存し、居宅保護と変わらない豊かで潤いのある日々が送れるよう努めています。
日常生活支援
介護サービス、健康管理、給食、相談援助
自立支援
農園芸、手工芸、陶芸、創作活動、療育音楽、レクリエーション、機能訓練、環境美化、調理実習
余暇支援
ショッピング、ボウリング、カラオケ、ドライブ、誕生会、BBQ、ハロウィン、芋掘り、忘年会、初詣、新年会、生年祝い等
地域との関わり・協働
社会福祉法人としての役割や救護施設の機能を活かして、地域の小中高生の職場体験学習の受入や介護福祉士を志す学生の実習受入をはじめ、毎月の社会奉仕活動日には、地域のみなさんと挨拶を交わしながらゴミ拾いや花壇のお手入れを行い交流を深めています。
毎年8月に地域と協働して開催する「いしみね地域福祉まつり」は、地域の夏の風物詩となっています。また地域の親子ベビーマッサージ教室を施設内で行ってもらう等、施設スペースの提供も行っております。
苦情解決制度
当施設は、利用者の皆さんや関係機関、ご家族のご意見や苦情に真摯に向き合い、適切に解決し、更なるサービスの質の向上を図ります。第三者委員制度もご活用下さい。
広報誌
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